昨日は、祖父の一周忌だった。

母の実家は、山の中にある。
北へ北へと車で移動したが、紅葉には早かった。
こちらの地方では、稲は刈った後“はざかけ”といって田んぼに干しておく。
そんな懐かしい風景を見ながら、夫に話しかけながらの道中だった。
「景色を見て思い出す事ってあるよね~。」

去年の今頃は、私は自分の抱えている状況だけで、一杯一杯になっていた。

「おじいちゃんが休みをくれたんだ。親戚の人たちに会ったりしてゆとりを取り戻しなさいって言ってくれてるんだ。」なんて都合よく解釈していたもんだ。

遺影の写真は、相変わらず丑年生まれのおじいちゃんらしい暢気な表情を浮かべていた。

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