あの時にこんな言葉をかけていれば
もっとやさしくいられたら

大切な人をうしなってから
わきあがる
さまざまな 悔恨

でも それは
あなたが その人を
深く愛していた
あかし

懸命に
思いを傾けていた人ほど
悔いはうまれてくるもの

どうか
その気持ちを
心の奥の壷にいれて

ゆっくり やさしく
発酵させて
芳醇な美酒にかえてください

それは
あなたの心をやわらげ
みんなの心も
やさしくするでしょう





これは、今日のお彼岸供養の場でお寺から配られた曹洞宗の「明珠」(秋号禅の言葉)という冊子にあった言葉だ。
そして、母が亡くなった時に私が一番欲しかった言葉だ。

コメント

メイ
2008年9月25日21:53

言葉ってとっても不思議ですよね。
ある時は、たった一言の言葉に傷ついたり、またある時は何気ない言葉に救われたり・・・。
こういう胸に届く詩を聞くと、つくづく言葉も人と一緒にいきてるんだなぁ~と思いしらされます。

ヒカル
2008年9月26日0:12

メイさん

本当にそう思います。言葉は不思議で大切なものですね。
この言葉、メイさんの胸にも届きましたか。

「あの時にこの言葉があったら・・・」なんて滅多に考えないことかと思います。
しかし、巡り合いたいときに会えないのが人の世の常ですね。

母を失った時、娘としてだけでなく、看護師としての自分がいました。結婚しても子供が三人になっても、私が看護師として働けていたのは母のお陰が大きかったのに、本当の看護をしないままあっけなく行かれてしまいました。もっとしてあげたかった事がたくさんある気がして、後悔の念がいつまでも消えません。しかし、この気持ちがあるということは、私が母を大切に思っていたということなんだと、今回この言葉でどんなに慰められたかわからないのです。

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